新生児の感染症

身近に水疱瘡もちのお子さんがいる場合注意が必要です。新生児には簡単に感染してしまいます。
水疱瘡というのは非常に感染力が強く、空気感染はもちろん、頭をなでたりする程度の接触でもうつってしまいます。

水疱瘡には抗ウイルス剤も効果があるようですし、早急に病院に連れて行けば重症化は避けられます。
疱瘡や発熱などの症状がが出たら早めに受診するようにしましょう。
水疱瘡の潜伏期間は2週間程度のようなので気をつけましょうね。

水疱瘡は一度かかってしまえば免疫(抗体)が出来るのでそれ以降は二度と発症することはありませんから、これからは水疱瘡にいつかかるのかという心配ごともなく過ごすことができるので、そういった意味では早めにかかったほうがいいかも、と強引に言えるかもしれません。

僕も新生児期に水疱瘡にかかっていたらしいんですが、全く記憶にないので水疱瘡の苦しみを知らずにのうのうと生きてきましたからね(笑

新生児B群レンサ球菌という感染症があります。

ちなみに新生児B群レンサ球菌とは新生児だけではなくて、妊婦、老人、糖尿病等の患者でも感染症を起こすことがある細菌なんですが、特に新生児の場合命にかかわる感染症を起こすことがあるので注意が必要です。

出産時にこのB群レンサ球菌が膣内に存在すると、生まれる新生児にB群レンサ球菌感染症を起こす可能性があります。この母から子への感染が最も問題とされているんですね。

母親から新生児へのB群レンサ球菌の感染症予防のために分娩時の母親への抗生物質の点滴投与が行われます。

調査結果によるとB群レンサ球菌に感染した場合の新生児の致死率は約4%だそうです(20人に1人の割合)から、医者にすすめられたら予防策をとりましょう。なるべく危険因子は取り除きたいですからね。

りんご病は、ウイルス感染症なので新生児にも感染します。

りんご病の症状は比較的軽く、多くの新生児で良好な経過をたどって自然回復するのが大半です。

不顕性感染といってりんご病に感染しても全く症状がでない人もいます。

生後3週間くらいの新生児は通常の小児とそれほどりんご病の症状に大きな違いはないと思いますが、貧血などの症状はでやすいかもしれません。
どちらにせよ、りんご病っぽい症状がみられたら近くのお医者さんに見てもらえば問題ないと思います。

りんご病が心配でしたら、たまに発熱などをチェックしてみるといいかもしれませんね。
上のお子さんがりんご病を発症してから数日ほど経てば、もう下の子が新たに感染する心配はほとんどありませんが、ウィルス潜伏期が1-2週間程度あるので既にりんご病を感染している場合は発症する可能性もありますから油断しないようにしましょう。

よく赤ちゃんは生後六ヶ月までは免疫があるから風邪を引かない、と聞きますがそんなことは無いと思います。
これは昔言われてたことで最近は実際に風邪を引く新生児も多く、信憑性も薄れています。

で、新生児は基礎体温が高いのでちょっと触ってみただけだったりパッと見で風邪かどうか判断しにくいと思います。咳をしていて、少しでも風邪かな?と思う要素があったら体温を測りましょう。そして体温が38度を超えていたら絶対に医師に診てもらいましょう。もしも40度を超えるようだったら危険な域に達しています。これは新生児に限ったことではないんですが。

お子さんの体にかかわることなので風邪と言えど素人判断は危険です。危ないと思ったら医者に診せる、といった選択肢を常に考えておきましょう。

胎児は母親の胎内ではほぼ無菌状態ですが、新生児で割とすぐに大腸菌などが便培養で見つかったりします。

このとき新生児はどこから大腸菌をもらうのかというと、新生児が最初に菌と接するのは出産時胎盤が破れて母親の膣内の菌が子宮内に侵入して来るときです。

また、大腸菌というのは、空気中に常にあふれている常在菌なので、肛門や経口から容易に新生児体内に侵入するみたいです。

そして皮膚常在菌を除去しても毛穴等から大腸菌がでてきて数時間後には元通りになってしまうので、大腸菌の移動速度も速いのでしょう。

新生児の腸内なんて、大腸菌にとって居心地良いはずなのであっという間に感染してしまうのでしょうね。

このように大腸菌の感染経路を防ぐことは不可能に近いので、防ぐことを考えるよりも新生児の免疫力、抵抗力を高める育児をしたほうがはるかに有意義だと思います。